1.性状

a. 無色、無味、無臭
b. 比重 ガス比重 0.0695(空気=1)
    液 比 重 0.07(-253℃)
c. 分子量   2.016
d. ガス密度 0.0899kg/m3(0℃、0.1013MPa)
e. 沸点 -252.8℃
f. 融点 -257.3℃
2.製法  
a. 電気分解 苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)製造工場で
    電気分解し、出てくる副産物。
    他の副産物に塩素があります。
b. 水蒸気改質法 ナフサ(軽質ガソリン)に水蒸気を吹き込み
製造します。
3.用途
a.金属製品の熱処理
ステンレス及び銅の光輝焼鈍
  ステンレス及び銅を熱処理する際、表面に光沢を付ける為、水素を含んだ雰囲気ガス中で行います。
   
b.ロケット燃料
スペースシャトルや日本のH2ロケット等に液体酸素と共に燃料として使用されています。
   
c.水素自動車
  水素吸蔵合金に蓄えた水素で走る自動車。
  【水素吸蔵合金】・・・水素に出会うと発熱しながら水素を吸収し、逆に熱を加えると水素を放出します。水素吸蔵合金にはチタン-鉄合金、ランタン-ニッケル合金、マグネシウム-ニッケル合金があります。
   
d.燃料電池
  水を電気分解すると酸素と水素が出来ますが、
これと逆の反応を利用して水素と酸素から水と共に
  電気を作り出す設備。
 
e.アンモニア合成
人工肥料
水素と窒素とでアンモニアを合成し、アンモニアから肥料を合成します。
 
 
f.気球
小型の気球に限ります。大型のものはヘリウムガスを充填します。
   
g.酸化防止
水素添加
  口紅の中に水素を吹き込み口紅の酸化による変色を防止します。マーガリンも酸化防止のため水素を添加します。
   
h.半導体(高純度水素)
エピタキシャル成長
  水素と四塩化シリコンの混合ガスをウエハー(シリコン単結晶をスライスしたもの)の表面に吹き込み、ウエハーの表面でシリコン分子が降り積もって成長してゆきます。
  このとき使われる水素の純度は99.99999%以上です。ウエハーの純度は99.999999999%以上となります。
 

 

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