1.性状

LNGは一般に天然に産するメタンを主成分とする可燃性のガスです。産する国によって組成は違っており、
 
アラスカで 99.7%
ブルネイで  89.7%
マレーシアで 91.7%
のメタンを含んでいます。
メタン以外の成分はエタン、プロパン窒素などです。
メタン
a. 無色
b. 無臭
c. ガス比重 0.55(空気=1,0℃、0.1013MPa)
d. 分子量 16.04
e. ガス密度 0.72kg/m3(0℃、0.1013MPa)
f. 沸点 -161.5℃
g. 融点 -182.6℃
 
2.製法  
海外からLNGタンカーで輸入しており、タンカーでは冷却し液状にして運搬しています。タンカーの容器は2重断熱容器(魔法瓶)の保冷構造になっています。天然ガスの供給源はアラスカ、ブルネイ、アブダビインドネシア、マレーシア、オーストラリア、カタール、オマーンです。輸入量は約5400万トン強で全世界のLNG貿易量の約53%を占めています。日本はアメリカ・ドイツに次ぐ世界で3番目に多い天然ガスの輸入国です。(2002年現在)
3.用途
a.都市ガス
都市ガスはLNGが主成分です。輸入量の約3割が都市ガス用として消費されています。大阪ガスが供給する都市ガスの成分は、 LNGが65%、その他が35%です。都市ガス成分のその他とは水素、メタン、一酸化炭素等です。(2002年現在)
 
b.発電用
火力発電用燃料。輸入量の約7割がこの発電用燃料に使われています。(2002年現在)
 
c.化学工業原料
メタノール、アンモニア等の製造原料
 
d.自動車用燃料
LNG自動車の燃料として使われており、都市交通用バス等に利用されています。LNG自動車の充填所も年々増加しており、一般的なものとなりつつあります。
 
e.LNGの冷熱利用
輸入されてきたタンカー内のガスは非常に低温な為、その冷熱で空気を冷却し酸素・窒素等の製造に利用します。(酸素・窒素は空気を冷却し液化させて製造する)
 
 
燃料電池用
ドライアイスの製造
 

 

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