1.性状

a. 無色
b. 純粋なものはエーテル臭があるが通常は不純物のため特有の 臭いがある。
   
c. ガス比重 0.906(空気=1,0℃、0.1013MPa)
d. 液比重 0.617(-80.55℃,0.128MPa)
e. 分子量 26.038
f. ガス密度 1.172kg/m3(0℃、0.1013MPa)
g. 沸点 -84.15℃
h. 融点 -80.85℃
2.製法  
溶解アセチレン工業ではカーバイドと水との反応により製造する方法が用いられます。
【カーバイド】・・・コークスと生石灰を電気炉で反応させ作ります。
 
3.用途
a.溶接・溶断
アセチレンと酸素の混合ガスを燃焼させ、鉄鋼製品を溶接・溶断します。
   
b.分析用
原子吸光分析
 
c.炭素原料(高純度アセチレン)
太陽電池・・・シリコンの単結晶表面に炭素を浸透させます。
眼鏡のフレーム表面に炭素皮膜によりコーティングします。
刃物の刃先にダイヤモンド状皮膜成形し硬度を高めます。
4.備考
アセチレン容器
アセチレン容器は通常のガス容器と異なり、内部は多孔質物(ケイ酸カルシウム他)が隙間の無い様に詰められており、これにアセトン又はDMFがしみ込ませてあります。この容器にアセチレンを加圧溶解して安定させ安全に取り扱える様にしたものです。(下の写真の白いものが多孔質物)
【DMF】・・・ ジメチルホルムアミドの略称。無色透明で流動性のある高沸点の液体。アセトン同様、溶媒として工業分野で広く利用されています。
 
 

 

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